弓ヶ浜半島から見た国立公園「大山」
地元の食材を肴に大いに盛り上がりました。
弓ヶ浜半島から見た国立公園「大山」
クラブ・セブンティ
日韓高校生サッカー交流IN大山(2018)
第6回大会は8月17日~18日、場所を県フットボールセンター大山(大山町)から米子市に移して、江原道・江陵(カンヌン)中央高校サッカー部が来県し、米子北高、米子東高と対戦しました。
今年も境高ハングル履修女子高生、過年度参加OGが参加しました。
8月16日(木)
語学研修を兼ねて参加するハングル履修生の事前オリエンテーションを、16時から米子市役所会議室で開催しました。
山根卓也氏(鳥取県サッカー協会事務局次長)から大会概要の説明があり、林原圭吾氏(大山町出身・西ヶ原字幕社)によるコミュニケーションの心得等の話を聴いた後、全員がこの大会でチャレンジする自分の目標を発表しました。過年度に参加した先輩OGも出席し、経験に基づくアドバイスをしていただいたことが、円滑な大会運営に役立ました。
前日に対馬海峡に進んだ台風15号は西に進むので影響がないと思われていましたが、急に予報が変わり日本海方面に進む予報となったので、韓国選手団が乗るDBSクルーズフェリーの運航が心配されました。
8月17日(金)
韓国・江原道サッカー協会がこの大会に派遣する江陵中央高校サッカー部一行が乗るDBSクルーズフェリー「イースタンドリーム号」は、約1時間遅れて境港に到着しました。
前日に日本海に進んだ台風15号は熱帯低気圧になりましたが、日本海のうねりが高く、元気な高校生たちも眠れず、食べられず、船酔いもあって大変だったようです。
例年通り、多くの境港市関係者や応援に駆け付けたクラブ・セブンティの出迎えを受けましたが、米子市長表敬の時間の関係で、記念撮影も省略しすぐにバスで米子市役所に向かいました。
米子市役所では玄関に多数の職員の皆さまに出迎えていただき、伊木市長を表敬訪問しました。
表敬訪問の後、徒歩で開会式と昼食会場の国際ファミリープラザに向かいました。
すでに会場に集合し準備をしていた日本側参加者と合流し、くじ引きでハングル履修生も混じる日韓混成チームを6つ作り、混成チーム単位に着席しましたが、混成チーム毎に色の異なるTシャツを支給したので、日韓の区別が全くつかないぐらいでした。
開会式、昼食会の後、バスでどらドラパーク米子球技場に移動し、記念撮影後混成チーム対抗のサッカーミニゲームを行いました。まず3チームずつに分かれ、総当たりの6人対6人で5分間のミニゲームを行い、次に1位同士、2位同士、3位同士で6人対6人12分間の順位決定戦を行う、という趣向です。
前夜の船旅で苦労した韓国選手団にとっては、前日までの暑さが少し和らぎ、爽やかな風が吹きわたる晴天が、わずかな救いとなったようです。
夕方6時からの歓迎夕食会には、参加高校生と大会スタッフのほか、クラブ・セブンティ会員や地元発起人の有志の方など総勢85人が参加しました。米子市伊澤副市長など日韓の大人のスピーチの後は、いよいよ混成チームによる出し物披露です。例年のことながら、お昼前に出会ったばかりなのに、言葉の壁も乗り越えてそれぞれのパーフォーマンスができる、高校生の能力には脱帽です。
大人同士も6年もの付き合いですっかり打ち解け、二次会、さらに三次会へ繰り出す方もおられたようです。
(午後のミニゲームの間、実行委員会、鳥取県サッカー協会、江原道サッカー協会は、今後のIN大山の在り方について真剣かつ率直な議論を行いました。)
8月18日(土)
午前は、前日に続いて好天の爽やかな夏空のもと、サッカーの真剣勝負です。
江陵中央高校は、第1試合を米子北高と、第2試合を米子東校と戦いましたが、2試合とも0-4、0-5で敗れるという残念な結果となりました。審判の話によると、江陵中央高校の足は止まっていた、ということで、やはり来日の際の船旅のダメージは相当なものだったようです。
スタンドに目を転ずると、新聞やテレビで知ったと思われる観客の方が目につき、大会会場を米子市内に移した効果を実感することができました。
試合終了後再び混成チーム単位に分かれ、バスでイオン日吉津に向かいました。ここでは、お互いの友好を更に深めるために、混成チーム毎に支給されたお金を使って自由昼食と買物ゲームを楽しみます。各チームは、お釣りとレシートの提出を義務付けられていて、お釣りが一番少ないチームが優勝(支給額を越えて使ったチームは失格)です。
夕刻、リニューアルされた水木しげるロードを散策した後境港国際旅客ターミナルへ移動、韓国選手団の見送りです。型通りの閉会式の後、いつものように名残を惜しむ風景がそこここに見られました。
かくして今年の大会は無事終了しました。